生物と無生物のあいだ 福岡伸一 講談社現代新書

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

生物の定義付けとして自己複製能力というのはまあ自分が大学のころからあったわけですが、動的平衡を保っている系であるというのも、ウイルスとの違いとかを示す上で重要ですね。それがわかりやすく書かれていてよかったです。自分としては生物を構成する細胞の数というか、タンパク質はたまた構成原子の数をとらえて、統計的な揺らぎを抑えているという話は目新しい視点に感じました。面白かったです。